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<第36回>2010.7.20

  「ソーダ税」を導入してはどうか?!

 

  711日は選挙だった。私が投票した人はみごと当選してくれて、それは
 まぁ嬉しかったのだが、なんと「仕事は5年でやめなさい」という本を書いて
 いることを発見。参議院議員の任期は6年なのに・・。
  彼の今後を温かく見守りたいと思う。

 

  それはさておき、ソーダや砂糖を含んだ清涼飲料水に税金をかけるように
 すれば、肥満を減らせるとともに税収を増やせる。そんな提案が、
 ハーバード大学医学部の
Ludwig准教授より示された。
  Ludwig准教授によれば、砂糖入り清涼飲料水の摂取が1回分増えるだけで、
 中学生の肥満リスクが
60%増えたとのことである。

  http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=631029

 

  砂糖は「ブドウ糖+果糖」である。私たちの身体はブドウ糖をスムーズに代謝
 することができるが、果糖は少し話が違ってくる。果糖の多い食事をしていると
 中性脂肪やコレステロール値が増え、インスリン抵抗性が増大し、痛風の危険性
 が高まり、老化が促進されるなど、問題が山積みなのだ。
  なお、果糖は中性脂肪が増えやすいということが、肥満の原因の主なものと
 なっている。

 

  果糖というと、果物に大量に入っているような気がする。しかし実際の量としては、
 そうでもない。果物の多くは、実はブドウ糖が多く含まれているのである。特にブドウ
 などは、ブドウ糖の名前の由来になったくらいだ。

 

  コーラやアイスクリーム、ケーキなどを大量に食べたほうが、よっぽど多くの果糖を
 砂糖として体内に運び入れてしまうことになる。ケーキやアイスクリームは毎日食べる
 ようなものではないが、砂糖の多い(果糖ブドウ糖液糖)清涼飲料水は、毎日飲んで
 いる人も多い。肥満を防ぐため、健康を守るために気をつけたいものだ。






<第35回>2010.5.11

  塩抜きダイエットに注意!

 

  ボディビルコンテストも近づき、コンテストビルダーの多くは厳しい減量に
 耐えているころでしょう。

  コンテストと言えば、直前に塩抜きをして体内に貯留した水分を排出する
 というテクニックが一般に用いられています。減量を開始したその日から、
 塩分を控えめにする方も少なくないのではないでしょうか。

 

  しかし、長期の塩抜きには問題があります。塩分の量を控えめにした食事を
 続けていると、骨からナトリウムを取り出そうとする働きが起こります。しかし
 そのとき、同時にカルシウムやマグネシウムも骨から取り出されてしまうのです。

  ある報告によれば、一日に2.2gのナトリウム(塩分として約5.6g)の食事を
 10日間続けたところ、尿中に排出されるカルシウムとマグネシウムの量が
 格段に増えてしまいました。

  なお、この実験では抗利尿ホルモンであるアルドステロンのレベルが高く
 なっていることも観察されています。このホルモンはナトリウムの排出を
 抑える作用があります。

  つまり塩分の少ない食事をしていると、アルドステロンのレベルが高くなり、
 結局は体内のナトリウムの量がそれほど減らないばかりか、骨のカルシウム
 やマグネシウムなどが溶けだしてしまうわけです。たった10日で、こうなるのです。

 

  なお高血圧の人は、塩分を制限するということで、だいたい一日に7g以下を
 目標にされるようです。米国心臓協会では、一日
3.8g(ナトリウムではなく、
 塩分として)を推奨しているのですが、この数値も考えものだと言えるでしょう。

 

  水肥りの場合でも、塩分を減らすよりは、水を多めに飲んでアルドステロン
 のレベルを低下させ、ナトリウムと拮抗するカリウムを多めに摂取する。
  このほうが長期継続できるダイエットとして大いに勧められます。






<第34回>2010.4.6

  食欲を減らすもう一つの方法

 

  もうすぐ夏を迎えるこの時季、ダイエットを開始した人も数多いのではないで
 しょうか。
  ダイエットと言えば、「脂肪を燃焼しやすくする」、「食べたものの吸収を抑える」
 などの方法がありますが、女性が一番望むのは、おそらく「食欲を減らす」こと
 でしょう。

 

  さて、食欲を減らすために非常に有効なサプリメントがあります。
  それが
Hoo ! Dear Slimというフーディアをメインとした製品。
 朝と夜に分けて飲めば、食べ物のことを忘れて一日中過ごすことができます。

 

  そしてもう一つ、意外にも「ホエイプロテイン」が食欲を抑えるのに効果的なの
 です。
  最近報告された研究では、
5g40gのホエイプロテインを300mlの水に溶かし、
 食事の30分前に飲むようにしたところ、明らかに食べる量が減ったとのことでした。
  また食後の血糖値上昇も抑えられ、インスリン反応も減らすことができたという
 ことです。
  (Akhavan T, Luhovyy BL , 2010)

 

  これは飲む量が多い程効果が高く、またWPH(加水分解されたホエイプロテイン)
 よりも、普通のホエイプロテインのほうが効果が大きいようです。

 

  プロテインと言えばトレーニング前後や寝る前に飲むのが一般的ですが、
 減量期はこのように食前に飲むのも、一つの方法かもしれません。特に起床直後
 などは血液中の栄養分が減っているときですから、それを急速に回復させるために、
 食事の前にプロテインを飲むというのは理にかなっています。






<第33回>2010.2.15

  血管の浮き出たカラダをつくるには?



  女性が思う「実は○○フェチ」ランキングというニュースがありました。それによると
 1位が「声」、2位が「腕に浮き出た血管」、3位が「筋肉質なお尻」だそうです。

  声についてはどうしようもありませんが、2位と3位はトレーニングでどうにかなりそうだ・・と
 ほくそ笑むのは私だけではないでしょう。


  て「血管の浮き出たカラダ」をつくる方法については「かっこいいカラダ」で紹介して
 ありますが、もう少しマニアックにみてみましょう。

  血管の役割は、栄養素や酸素を運ぶことです。つまり、「通常よりも多くの栄養素や
 酸素を運ばなくてはならない状態」になれば、血管は発達せざるをえません。

  このような状況になると、血管の中では「VEGF (Vascular endothelial growth
 factor)…血管内皮細胞成長因子」というものが発生して、新しい血管を作り出します。


  さて、VEGF遺伝子の働きを調節するタンパク質として、HIF(Hypoxia inducible
 factor)という転写活性化因子があります。これは「低酸素状態」に反応するのです。
 HIFはαとβの二つのサブユニットからできているのですが、普段はαが働いていません。
  しかし低酸素状態になるとαとβの両方が働くことができるようになるため、
 VEGF遺伝子が活性化されるのです。


  低酸素状態にするトレーニングといえば加圧トレーニングが真っ先に思い浮かびますが、
 普通の方法でも十分に可能です。ノンロックで筋肉に継続的な緊張を与え、反動を使わず
 ゆっくりとやる。

  筋肉よりも血管を発達させたいのでしたら、それほどオーバーワークに気を使うこともなく、
 週2〜3回くらい、このような感じで軽くトレーニングしてみてください。思わず触りたくなる
 ようなプリプリの血管が腕に浮き出てくるかもしれません





<第32回>2010.1.11

  成長ホルモンは必ずしも??

  トレーニングによって成長ホルモンが分泌されることは、すでによく知られている。
 成長ホルモンには体脂肪の減少やコラーゲンの合成を高めるなどの作用があるため、
 一般に成長ホルモンの分泌が増えることは、良いことだと考えられているようだ。
  アンチエイジングのために成長ホルモンを注射している人も欧米では数多い。

  しかしマウスの実験による報告の結果から考えると、成長ホルモンは必ずしも良い
 作用ばかりだとは言えない。自然発生した変異や遺伝子改変マウスの解析によると、
 GH分泌やGH受容体、IGF受容体などに障害があると、マウスの寿命が1.5倍から2倍
 にまで伸びたとされているのだ。(Bartke A, Endocrinology 2005)



  なぜそうなるのか。研究者は原因の一つとして、「酸化ストレスの減少」が挙げられる
 としている。つまり成長ホルモンの増大は酸化ストレスを増加させるわけだ。成長ホルモン
 によるT4→T3への変換促進が代謝を向上させることも原因の一つでもあろう。

  「加圧トレーニング」では成長ホルモンの大量分泌が起こるとされているが、虚血再灌流
 による酸化ストレスも合わせて考えると、このようなトレーニングを行う際には活性酸素除去
 物質摂取の重要性が増すと思われる。



  なお、これらのマウスが長生きするのはインスリンレベルの低下や、インスリン感受性
 の向上も関係するとされている。炭水化物の摂取量やGI値などに気を使い、インスリン
 感受性を向上させるような栄養摂取を心がけることが、長生きのための一つの秘訣だと
 言えよう。





<第31回>2009.11.14

  炭水化物とタンパク質、脂肪の割合をどうするか



  食事から摂取する炭水化物(C)とタンパク質(P)、脂肪(F)のカロリー比、すなわち
 CPF比をどうするか。これは目的によって異なってくるが、鍵となるのは「インスリン」
 である。

  一般的に、増量したい場合はアナボリックホルモンであるインスリンを分泌させるため、
 炭水化物の割合を増やす。逆に減量したい場合は、脂肪合成ホルモンを活性化させる
 作用のあるインスリンを減らすため、炭水化物を減らす。

  なおエネルギー産生が主となる炭水化物および脂肪に比べ、カラダの構成物質となる
 タンパク質は、摂取すべき量の範囲が比較的狭い。すなわち体重1kgあたり、2〜3gの
 範囲内に収めるのが理想である。


  さて、健康面を考えた場合に理想的となるCPF比はどうなるのだろうか。ダイエットの
 ほうで有名になってしまったが、「4:3:3ダイエット」について聞いたことがある人も多い
 だろう。
  実はCPF比を4:3:3にしたときに、もっとも善玉エイコサノイドと悪玉エイコサノイド
 の割合が最適化されるのである。この状態だとケトーシスにならずにインスリンを
 低レベルに保つことができ、余計な脂肪を増やすこともないという。


  よって、減量したい場合や、脂肪を極力付けずに筋肉を増やしたい場合は、この「4:3:3」
 というCPF比が一つの指標となるはずだ。しかしなにがなんでも増量したいという場合は、
 もっと炭水化物の割合を増やさねばならない。

  私の提唱する方法の一つとしては、2〜3カ月ほど「5:2:3」としてバルクアップさせる。
 このときは摂取カロリーも多いため、タンパク質の割合は必然的に少なくなる。また摂取
 カロリーの多いときは、「プロテイン・スペアリング」というタンパク質節約効果が働くため、
 それほど大量にタンパク質を摂取する必要はない。


  2〜3か月のバルクアップ後、CPF比を「4:3:3」にしてプチ減量を2〜3か月行う。
 この場合1カ月で1〜2KG程度の体重減少を目安にするといいだろう。

  なおテストステロンに代表されるホルモン産生のため、脂肪の比率は常に3割程度と
 なるようにする。





<第30回>2009.10.9

  脂肪を減らすか炭水化物を減らすか 〜ダイエットの近道は?



  体脂肪を減らしたいときの食事方法には、さまざまな考え方がある。
 ひと昔前のダイエットの本には、「炭水化物は1gあたり4kcalだが、脂肪は9kcal
 もある。だから脂肪を減らしなさい。」などと書かれていたものだ。

  しかしインスリンの働きが一般にもよく知られるようになり、ダイエットに応用される
 ようになると、脂肪よりもむしろ炭水化物を減らすべきだという風潮になってきた。


  インスリンが脂肪を合成するというのは、よく知られたことである。細胞にブドウ糖を
 送り込み、脂肪合成酵素を活性化させ、また脂肪分解酵素の働きを低下させる。

  さて、脂肪細胞にはグリセロールキナーゼが存在しない。つまりグリセロールが
 あったとしても、それだけでは脂肪を合成できないのだ。


  しかし、グルコース(ブドウ糖)が大量に存在すると、解糖系における
 「グリセロール3リン酸」が遊離脂肪酸と結合し、脂肪が合成される。その遊離脂肪酸
 はどこからくるのか。


  まずは、食物として摂取した脂肪が挙げられる。これがカイロミクロンとなり、
 リポタンパクリパーゼによって脂肪酸に分解される。

  また肝臓ではグルコースが過剰になると、すぐさま脂肪に変換される。そこでできた
 脂肪はVLDLを形成し、血中に放出される。そして脂肪細胞に移行し、リポタンパクリパーゼ
 によって脂肪酸へと分解され、やはりグリセロール3リン酸と結びついて脂肪として蓄積
 される。


  つまり、カラダは炭水化物を容易に体脂肪にすることができるのだ。
  一方、遊離脂肪酸を炭水化物(グルコース)にすることはできない。


  た食事からの脂肪摂取を減らすことは、空腹感を増大させることにもつながる。
 脂肪は消化が遅いので、腹持ちが良いのだ。たとえば昼食にカツ丼やビッグマックを
 食べれば、夕食まではなにも食べなくても大丈夫だろう。しかし昼食がオニギリだけ
 だったら、すぐに腹が減って間食したくなってしまう。

  もちろん、少量の炭水化物を小分けにして摂取するのならばダイエットにむしろ有効
 である。しかし実際のところ、大量に食べてしまうことが多いのではないだろうか。
 そうなるくらいだったら、最初から消化の遅いカツ丼やビッグマックを食べておいたほうが
 マシだとも考えられる。


  では具体的に、炭水化物や脂肪を、どれくらいの割合で摂取すれば良いのだろうか。
 次回からはそれについて考えていくこととしよう。



<第29回>2009.9.7

  ストレスと免疫

 

  ストレスというと、一般的には精神的なものが主にイメージされる。しかし
 トレーニングなどの肉体的なストレスも実は精神的ストレスに劣らず、私たちの
 カラダに強い影響を及ぼすのだ。

  さてストレスが発生すると、まずは脳の視床下部にメッセージが伝えられる。
 そして自律神経系→交感神経系→ノルアドレナリン発生、という流れが起こり、
 そのノルアドレナリンというホルモンが免疫細胞の働きを抑制してしまう。

  さらに視床下部からはコルチコステロイド放出因子(CRF)→これが下垂体前葉
 に働いて
ACTH分泌→グルココルチコイド分泌、という流れも起こり、この
 グルココルチコイドがやはり免疫を抑制してしまう。

 

  このストレスによる免疫抑制を防ぐためにはどうすればよいのか。
  まずは交感神経の興奮を抑え、副交感神経系を優位に立たせることを考えて
 みよう。つまり「リラックス」するということだ。

  リラックスのために手軽に行えるのが、ヨガの呼吸法である。

1.4秒かけて息を吸い、

2.7秒間息を止め、

3.8秒かけてゆっくりと息を吐く。

  これを4セットほどやってみよう。頭がクリアになり、精神的な落ち着きが感じ
 られてくるだろう。プレゼンの前など、「あがりそう」なときに使うのも有用である。

  またマッサージも有効である。この場合、エッセンシャルオイルを使ったマッサージ
 が特に有効であり、キラー
T細胞やNK細胞、リンパ球が明らかに増加するという
 報告がある。

 

  またインフルエンザ対策のところで紹介したとおり、ビタミンCやグルタミンなど
 も有効である。さらに漢方でよく使われる生薬である「アストラガルス(オウギ)」
 も非常に効果が高い。

  これから寒い季節になり、風邪をひきやすくなると思われる。今からこれらの
 栄養素・ハーブなどを利用して風邪知らずの冬を過ごすようにしてほしい。






<第28回>2009.7.26

  筋肉内脂質とインスリン抵抗性

 

  インスリン抵抗性こそが様々な生活習慣病の元凶であるということは、この
 コラムをお読みの方だったら既におわかりのことだろう。

  さて、肥満はインスリン抵抗性を惹起することが知られているが、そのメカニズム
 として筋肉細胞内の脂質(
intramyocellular lipid : IMCL)が重要な役割を
 果たすことが分かってきた。

 

  ランナーを対象にした実験では、Vo2max67%で2時間走らせた場合、
 ヒラメ筋の
IMCL1/4減少することが明らかとなった。その後、35%の脂質を
 含む食事をとった場合、
22時間後には回復し、70時間後には通常を超える
 IMCLとなった。

  しかし10%の脂質を含む食事の場合、70時間後においても通常まで回復しな
 かったとされる。

 

  なお一般に遅筋は酸化的リン酸化酵素の活性が高く、IMCLを多く含む。速筋は
 解糖系酵素の活性が高く、
IMCLはあまり含まない。しかし、「肥満」や「2型糖尿病患者」
 の場合、どのタイプの筋繊維においても
IMCLを有意に多く含むことが分かっている。
  このような場合、脂質含有量が少ない(総カロリーの
10%以下)食事内容とし、
 有酸素的トレーニングを高頻度で繰り返すことが推奨される。

 

  ウェイトトレーニングを継続することにより、速筋(タイプUb)→中間筋(タイプUa
 への変換が進む。それに伴い、
IMCL量も増加すると考えられる。しかし同時に
 インスリンレセプターや
GLUT4、毛細血管なども増えるため、インスリン感受性は
 むしろ高くなる。

  肥満者や2型糖尿病患者は、まずは有酸素運動を多めに行いってIMCLを減らし、
 徐々にウェイトトレーニングも取り入れていくようにすれば、効率的にインスリン抵抗性を
 減じていくことが可能となるだろう。




<第27回>2009.5.26

  インフルエンザ対策



  新型インフルエンザで大騒ぎになっているが、現時点で先進国の脂肪率は
 0.1%程度。普通のインフルエンザと大差はない。他に大きな病気がなく、正常な
 免疫力があれば、たとえ罹患したとしても問題なく治るものだ。

  しかし、ストレスなどで免疫力が低下している人も多い。ということで、今回は
 簡単にできるインフルエンザ対策(免疫力アップ)を紹介しよう。



  まず重要なのは、ビタミンAをしっかり摂取しておくことだ。粘膜を正常化する
 ビタミンAが足りていないと、ウィルスが体内に侵入しやすい。ビタミンAの補給源
 としては、レバーや卵黄、あるいは「肝油ドロップ」などでも良い。

  ちなみに海水魚のビタミンAは体内で利用されやすいが、淡水魚のビタミンAは
 人間の体内では利用しにくい形となっている。だからウナギよりはアンキモなどを
 選びたいところである。



  次にビタミンCである。これはインターフェロンを体内で合成するときに必要となり、
 免疫力を強力にアップしてくれる。しかし量が少ないとダメだ。一日に最低でも2g、
 できれば3〜4gは摂取したい。一度に大量摂取するとお腹がゆるくなることもある
 ので、1回500mg程度を小分けにして、食後に飲むようにしよう。



  そしてグルタミン。グルタミンを飲み始めてから風邪を引きにくくなったという経験を
 持っている人は、かなり多いのではないか。摂取方法としては、食間に5g程度を一日
 2〜3回。トレーニングしている人は、トレーニング直後に5〜10gを摂取すること。

  なおアルギニンにも免疫増強作用がある。これもグルタミンと同じタイミングで、
 1回2g程度を。



  また肩甲骨の内側から首の後ろにかけて、カイロなどで暖めておくと免疫が活性化
 しやすい。カイロが面倒だという人は、ドライヤーで数分暖めるだけでも変わってくる。
  寒い季節に風邪を引きやすいという人などは、これを習慣づけるようにすると良いだろう。





<第26回>2009.5.6

  運動はカラダに悪くない?



  まだ記憶に残っている方も多いかと思うが、「運動はカラダに悪い」という本が
 出版されて大反響を呼んだことがある。ようは運動すると活性酸素が発生し、
 それが寿命を縮めるというのが、その本のテーマだ。



  しかし最近になって、「ホルメーシス」という概念が出てくるようになった。これは
 もともと高濃度では毒性を示すものの、低濃度になるとむしろ有用な反応をもたらす
 という反応を指す。

  そして老化の研究においては、「むしろ軽いストレスを与えた方が、寿命は延長
 するらしい」ということが分かってきた。つまり「運動はカラダに悪い」本では、
 運動がハード過ぎたために寿命が短くなった例が挙げられているが、もっと軽度な
  運動だったらむしろ逆の結果になったのかもしれないのである。



  ホルメーシスによる寿命の延長効果は、ストレスに対する防御メカニズムが強固
 となり、組織損傷時の修復も促進されることによるとされている。具体的にはSOD
 などの抗酸化酵素の活性化やミトコンドリア新生の亢進、ユビキチン・プロテアソーム系
 活性化、炎症反応(NF-κB)抑制などが原因とされている。また長寿遺伝子とされる
  Sir2やDaf-16などとの関係も今後は調べられていくだろう。



  実際にどれくらいの運動だったら寿命を縮めることなく、むしろ伸ばすことが
 できるのか。それについては不明だが、ハードで長時間に毎日やるようなトレーニング
 方法は明らかに問題である。最小限の刺激、トレーニング時間、頻度でいかに
 効率的にカラダを改善していくことができるのか、それについて明らかにしていくことが、
 私たちトレーナーにとっての今後の課題である。






<第25回>2009.4.18

  胸肉のススメ

  食事から摂取するタンパク質としては、これまでに卵やレバーを勧めてきた。
 しかし少し古いボディビルダーだったら、「鶏の胸肉」を食べまくった時期のない
 人はいないだろう。

  胸肉はパサパサして食べづらいものの、実は他の肉類にはあまり入っていな
 い栄養分が大量に含まれているのである。



  それが「カルノシン」と「アンセリン」。どちらもアミノ酸が二つ繋がったジペプチド
 であり、抗酸化作用を持つほか、乳酸を緩衝するなどの抗疲労効果や金属キレート
 作用、AGEs抑制などの効果を発揮してくれる。成人男性や高齢者を対象にした
 実験では、仕事量の増加や疲労感の明らかな緩和がなされたとされ、マウスの
 実験では学習機能の改善も報告されている。



  カルノシンは他の肉類にも含まれ、アンセリンは魚類にも多く含まれるが、この
 二つを大量に含有するのが、鶏胸肉なのだ。

  なおパサパサした食感が気に入らない場合は、卵白で1分間くらい揉み込んで
 から調理すると良い。そうすればホクホクした食感となり、食べやすくなる。



  その昔、「マイク・マタラゾ」というプロビルダーがいて、彼のトレーニングビデオが
 西武のロフトで流されていた。そこに「私は、鶏の胸肉を一日に28枚食べる」と
 ナレーションが流れ、それを耳にした掃除のおばちゃんが愕然としてモニターを
 見上げていた。

  28枚は食べ過ぎだが、一日1枚の鶏胸肉を食べる習慣を付けてみよう。1枚で
 だいたい200gだから、それだけで40gくらいのタンパク質が摂れる。安価だし、
 疲労回復効果も感じられてくるかもしれない。





<第24回>2009.3.29

  脂肪の話 その5 〜悪玉の悪さを防ぐために

 

  前号では、悪玉のエイコサノイドも筋発達のために必要だという話をした。
  しかしそれでは血液が固まりやすくなったり、炎症が起こりやすくなったり、
 免疫が低下してしまったりする可能性がないとはいえない。

 

  では、どうするか。
  一つの対策としては、「悪玉に拮抗するだけの善玉を発生させる」というテ
 がある。すなわちEPAを十分に摂取することだ。青魚をしっかり食べるだけで
 なく、サプリメントでも摂取したい。具体的には「EPA+DHA」として、一日に
 2gは欲しいところである。もちろん、ビタミンEの同時摂取も忘れないようにしよう。

 

  次に、対症療法で考えてみる。つまり血液をサラサラにする、炎症を抑える、
 免疫を向上させるようにすれば良い。いくつか代表的な対策を紹介していこう。

 

1.血液をサラサラにするためには

まずは「水を大量に飲む」こと。これが一番重要である。脳や心臓の血管が
詰まるのは、明け方に多いと言われる。これは睡眠中に水分を摂取しないため、
脱水が起こり、血液の粘度が高まるからである。普段から水を積極的に飲む
ようにしよう。

そしてときどきニンニクを食べるようにすること。ニオイが気になる場合は、
ニオイを取り除いたサプリメントも入手することができる。

 

2.炎症を抑えるには

もし傷めているところがあったら、アイシングは不可欠である。トレーニング後
にシャワーで冷水を当てるだけでも、けっこう有効だ。ただしアスピリンや痛み
止めのクリーム(抗炎症剤)などは、悪玉エイコサノイドの筋発達作用を妨げて
しまうため、常用はしないほうがいい。

 

3.免疫を向上させるには

グルタミンやアルギニン、ホエイプロテイン、ビタミンCなどは、免疫を向上させる
栄養物質の筆頭に挙げられる。これらは普段から常用するようにしたい。
またハーブでは「エキナシア」や「アストラガルス」に免疫賦活作用が期待できる。






<第23回>2009.3.4

  脂肪の話 その4 〜なぜ悪玉が必要なのか?

 

  善玉エイコサノイドには、血液の流れを良くしたり、免疫を向上させたり、
 炎症を抑えたりといった作用がある。しかし体内で合成される以上、悪玉にも
 それなりの役割があるのだ。

  例えば血液を固める作用がある。これは健康面からは、冠状動脈疾患を
  引き起こす危険性を増すため、あまり良い作用ではない。しかしこの作用が
 ないと、なにかで出血したときに、血が止まりにくくなってしまうのだ。普通に
 怪我したときだけでなく、例えば脳出血のときなどは、これが命取りとなること
 もある。

  また胃粘膜の保護作用もある。悪玉エイコサノイドがないと、胃酸が胃壁を
 どんどん溶かしてしまうのだ。アスピリンなど、エイコサノイドの産生を止める
 クスリを摂取すると、胃が悪くなるのはそのせいである。

 

  さてトレーニーの場合、これはどのように作用するのだろうか。
  悪玉エイコサノイド(
PGFE2PGF2α)はトレーニング後の筋タンパク
 合成作用を増し、
IGF-1という成長因子の発現を強化する。そして衛星細胞の
 融合(筋肉周辺にある幼若細胞が筋細胞になる)を促し、さらに男性ホルモン
 レセプターの合成を促進する。

  2005年に行われた大学での実験によれば、1000mgのアラキドン酸を50日間
 摂取することにより、摂取していない群に比べ、筋出力や無酸素運動パワーに
 おいて、遙かに上回る結果を出すことが出来たという。

 

  ボディビルダーやアスリート、格闘家たちは、経験的に肉類を多く食べることが
 勝利に繋がると考えている。これは理由があってのことなのだ。

  しかしアラキドン酸を大量に摂取して悪玉エイコサノイドを恒常的に優位に立た
 せたままでは、健康面での不安が残る。次号ではそのための対策について
 考えていこう。





<第22回>2009.2.18

  脂肪の話 その3 〜善玉を増やすには?

 

  前回は「アラキドン酸」から悪玉エイコサノイドがつくられるという話をした。
  では、善玉エイコサノイドはなにからつくられるのか。

  ずいぶん昔の話だが、「リノール酸」がカラダに良いという“定説”があった。
 確かにそのとおり、リノール酸からは善玉エイコサノイドがつくられる。しかし、
 実は悪玉エイコサノイドもつくられてしまうのである。だからリノール酸がカラダ
 に良いというのは、もはや古い情報となってしまった。

 

  善玉エイコサノイドのみをつくってくれる脂肪もある。それが「αリノレン酸」や、
 魚に含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」である。しかしαリノレン酸を含む
 食物は少ない。わずかに亜麻やシソ、エゴマ、大豆などに含まれるだけである。
  またαリノレン酸から善玉エイコサノイドに変換されるまでの経路はいくつもの
 ステップがあり、必ずしも巧い具合に変換されるとは限らない。

 

  だから、EPAを含む食物を食べるのがベストである。これは青魚(アジやサンマ、
 イワシ、サーモンなど)に多く含まれるので、食卓には積極的に取り入れたい。
  ただしEPAは酸化しやすいという欠点があるため、できるだけ新鮮なものを選ぶ
 ようにしよう。
  また、加熱もできるだけせずに、生で食べるのが良い。次いで茹でるか蒸す料理。
 焼くのはあまり良くない。干物などは最低だ。

  なお酸化の欠点を防ぐために、同時にビタミンEの摂取が不可欠となる。ビタミンE
 は多めに摂取しておくとトレーニングからの回復を助けてくれる作用もあるため、
 ハードにトレーニングしている場合は一日に最低でも400IUは摂取したいものだ。

 

  さて、健康面から考えれば善玉を増やし、悪玉を減らすことが重要となるが、実は
 トレーニーにとっては悪玉エイコサノイドも必要となってくるのである。
  次回はそれについて解説しよう。





<第21回>2009.1.31

  脂肪の話 その2 〜エイコサノイドについて

 

  エイコサノイドとは脂肪酸から作られる生理活性物質で、ホルモンのような
 働きをする。しかしホルモンと違うところは、これが「必要に応じて、その細胞で
 作られる」ということ。そして役目を果たした後は、速やかに分解されてしまうと
 いうことだ。

 

  私たちの細胞には表面に「細胞膜」があって、物質を入れたり出したりするとき
 の門のような役割をしている。そして細胞膜を構成する重要な物質に「リン脂質」
 というものがあり、これは「脂肪酸」から作られている。

  そしてリン脂質に酵素が働くと、脂肪酸がそこから切り出されて出てくる。この
 脂肪酸が、エイコサノイドに変わるのだ。

 

  この酵素の働きを邪魔するのが、炎症を抑えたり喘息の発作を抑えたりする
 「ステロイド剤」である。つまりステロイド剤は、エイコサノイドを作らせないことに
 よって、その作用を発揮する。さらに言えば、炎症や喘息の発作などは、エイコサ
 ノイドの作用によるものなのだ。

 

  炎症や喘息の発作は、一般的に身体にとって有害である。よってこれらを引き
 起こすものを、便宜上「悪玉エイコサノイド」と呼ぶ。

  逆に、身体にとって有用なエイコサノイドもある。免疫力を増強したり、炎症を抑
 えたりする作用のあるものを、「善玉エイコサノイド」と呼ぶ。

  ステロイド剤は悪玉エイコサノイドが作られないようにするが、善玉エイコサノイド
 も作られなくしてしまう。それで副作用が起こるのである。

 

  この「悪玉」と「善玉」の違いは、「どの脂肪酸から作られるか」によって出てくる。
 「アラキドン酸」という脂肪酸から作られるのが悪玉エイコサノイドだ。このアラキドン
 酸は、肉や卵などに多く含まれる。アトピーや喘息の患者が肉や卵を控えて症状が
 改善することがあるが、これは悪玉エイコサノイドが作られる量が減ったためである。





<第20回>2009.1.8

  脂肪の話 その1

 

  炭水化物についての話については前回までとし、今回からは「脂肪」の話を
 していこう。

  脂肪と言えば、「アブラ」のこと。サラダ油とか霜降り肉の「サシ」だとか、皮下
 脂肪などがイメージされてくる。

 

  さて健康診断のときに、「中性脂肪」というものの数値が出てきたりする。実は
 脂肪というものは、たいていが中性の形をとっているのである。具体的には、
 「脂肪酸」という「酸」が、「アルコール」によって中和されているのである。ここで
 のアルコールは、「グリセロール」というものだ。

  つまり脂肪というものは、「脂肪酸にグリセロールが結合したもの」ということに
 なる。

 

  「中性脂肪が高い」という場合、血液中に流れる脂肪が多いということになる。
 するとリポタンパクリパーゼ(LPL)という酵素が中性脂肪に働き、これを脂肪酸
 とグリセロールに分解する。そして脂肪酸が細胞内に取り込まれるのだ。

  細胞内に取り込まれた脂肪酸はふたたびグリセロールと結合し、中性脂肪とな
 る。これが体脂肪の増えるメカニズムである。

 

  逆に体脂肪が減るとき、細胞内のホルモン感受性リパーゼ(HSL)という酵素
 が中性脂肪に働き、脂肪酸とグリセロールに分解する。そして脂肪酸が細胞外
 に放出される。この放出されて血液中に流れ出た脂肪酸がエネルギーとして
 燃焼しつくされれば、体脂肪は減少する。

 

  ところで脂肪といえば「エネルギー源」だと思う人が大半であるが、実は脂肪
 には非常に重要な役割がある。

  「エイコサノイド」という生理活性物質の原料になるのだ。ただし全ての脂肪
 (脂肪酸)がそうだというわけではなく、限られた脂肪酸だけが原料となる。

  さてエイコサノイドとは、どのような働きをするものなのだろうか。
  次回はそれについて解説しよう。


 ケニー・オメガ選手と






<第19回>2008.12.6

  炭水化物の摂取方法 その5 〜モチのススメ

 

  そろそろ寒い季節にさしかかり、露出の多かった夏に比べて、ダイエットも少々
 ブレイクしてバルクアップ に励もうというトレーニーも多いのではないだろうか。

 

  ボディビルダーたちが口を揃えて言う言葉に、「減量より増量のほうが難しい」
 というものがある。「私は太りやすいから、そんなことないよ」と言う人も多いだろ
 うが、実はダイエットして空腹に耐えることよりも、もう食べられないのに体重を
 増やすため、無理矢理食べ物を詰め込むことのほうが、ずっとずっと苦しいので
 ある。

 

  効率的に体重を増やしたかったら、できるだけカサが小さく、大量にカロリーを
 含んだものを食べるようにするしかない。そこでお勧めなのが、これからの季節に
 欠かせない「モチ」である。

  大きめのモチ一つは、ご飯軽く2杯分くらいの炭水化物を含んでいるのだ。
  というわけで今回はモチを使ったお勧めのレシピを紹介しよう。

 

  モチピザカレー

  【材料】
  ・モチ(必要なだけ)
  ・カレー(ピザソースのように使うので、あまり具が入っていないものを)

  ・ピザ用とろけるチーズ(適宜)
  ・バター(適宜)
  ・パセリ(お好みで)

  【作り方】
  1.グラタン皿にバターを塗り(モチがくっつくのを防ぐ為)
  2.1に1/4位に小さくカットしたパック餅を並べ、その上からカレー
  をかける。
  3.更に2の上にとろけるチーズを散らす。
  4.3を250
のオーブンで25分位焼く(チーズが溶けて香ばしく
  焦げ目が付いたらOK
  5.最後にお好みでパセリをふりかけ、出来上がり!






<第18回>2008.11.16

  炭水化物の摂取方法 その4 〜断食と宿便のウソ

 

  「断食をすると宿便が出て、カラダがきれいになります」という宣伝文句を
 見かけることがある。ダイエットのために断食をする人もいるし、健康な身体を
 求めて断食する人も後を絶たない。しかし断食とは本当に健康によいものなの
 だろうか?

 

  断食をしたときの腸の状態を考えてみる。栄養分がまったく入ってこないため、
 腸内細菌は膵液や胆汁、大腸の分泌する粘液、腸壁から剥がれ落ちた細胞など
 だけをエネルギーにするしかない。

 エネルギー源が減ると、腸の細胞分裂が衰える。つまり腸の機能が衰えるわけだ。

 

  するとどうなるか。大腸は水分を吸収する働きを持っているが、それができなく
 なる。本来はセルロースやペクチンなどの食物繊維があれば、それが腸内で発酵
 して「酪酸」を作り出す。酪酸が腸のエネルギーとなり、大腸で水分を吸収すること
 ができる。

  さて断食によって大腸で水分を吸収することができなければ、下痢することになる。
 断食をするとほとんどの人が下痢をするが、まぁそういうワケなのだ。

 

  なおそのときに出る便は「宿便」などではない。腸内細菌の死骸だ。これはたいてい
 黒ずんでいるので、それを見た人は、「悪いモノが出ている」と勘違いしてしまうの
 だろう。
  なお腸を何度も手術している外科医に言わせると、「宿便などは存在しない」との
 ことである。

 

  腸内細菌は酪酸などの他に、ビタミンB群やビオチン、ビタミンKなども作り出す。
 断食をすることは腸内細菌のエサを減らし、そういったビタミン類の生産を減らして
 しまうという害もあるわけだ






<第17回>2008.11.6


  炭水化物の摂取方法 その3 〜アヤシイ健康法「マクロビオティック」

 

  ココアダイエットやモズクダイエットと同様、バナナダイエットもあっという間に
 終焉を迎えたようだ。しかし昔からある食事法・ダイエット法は、ときとして復活
 してくる。

  その一つが「マクロビオティック」だ。玄米を主食とし、野菜や漬け物を副菜と
 するこの食事法は、「健康によい」とか「ダイエットによい」などとして半世紀ほど
 前から広まり始め、最近になってまた話題になってきた。

 

  マクロビオティックの提唱者と言えば、「桜沢如一」を挙げるのがもっとも適切
 だろう。さて
1925年に出版された彼の著書「食養学原論」から一部を引用して
 みる。

 

 ・『すべての物の中のナトリウム・カリウムの種類、多少によって、その物の強弱、
  盛衰、善悪が定められます。それを度外視した栄養論は一切無価値』

 

 ・『大宇宙はこのナトリウム・カリウムの形を借りて、ナトリウム・カリウムを集めて
  はじめて天地万物を創るのです』

 

 ・『魚や肉の赤身は、動物性ナトリウムの猛烈なものであるから、これを常食する
  と恐ろしい病気になる。コレラ・チフス・赤痢(以下略)の原因なり』

 

  もう引用は十分だろう。つまり、まったく非科学的だということだ。桜沢如一は
 ニューヨークである少年の病気を治そうとして水を禁じ、少年は亡くなった。そして
 告訴された。また米国医師会は
1967年にマクロビオティックに固執することによっ
 て壊血病と栄養失調が引き起こされると報告している。こういったコトはマクロビオ
 ティックの専門書には書いてない。

 

  タンパク質やビタミンの不足が免れないマクロビオティックであるが、それまで
 美食にふけっていた人がやれば、一時的には効果があるかもしれない。玄米は
 よく噛まないと食べられないため、咀嚼を行うことによる満腹感が得られる。だから
 少量の食事で事足りるため、ダイエット効果は見込めるだろう。しかし長期に続け
 れば、栄養失調になるのは間違いない。

 

  なお玄米にはフィチン酸が含まれており、ミネラルの排出を促進してしまう。お年
 寄りに背骨の曲がった人が多いのは、タンパク質とカルシウムの不足による骨の
 弱化によるものだ。ただし最近になって発売されるようになった発芽玄米ならフィ
 チン酸が分解しているため、大丈夫である。






<第16回>2008.10.23


  炭水化物の摂取方法 その2 〜リンゴのススメ

 

  ここのところTVで紹介されたとかで「バナナダイエット」が流行し、バナナ
 が入手しにくいという私たちビルダーにとっては困った状況になっていた。
 マトモに考えればバナナダイエットに効果があるわけなどない。バナナは
 バルクアップ期のボディビルダーが良く使う食材でもあるくらいなのだ。

  しかし、これが「リンゴダイエット」だとしたら、もしかしたら一理あるかもし
 れない…

 

  リンゴには「リンゴポリフェノール」が含まれる。ラットの実験では、高脂肪
 飼料を摂取したラット群は平均体重・内臓脂肪ともに増加したが、リンゴポリ
 フェノールを摂取したラットでは、内臓脂肪の増加が抑えられたという結果
 が出ているのだ。

  また、中性脂肪やコレステロール値の上昇も抑制されたと言う。詳細は
 不明だが、摂取した脂肪の体内への吸収を抑え、さらに体脂肪の合成を
 抑制するとともに、脂肪を燃焼させる活性が高まっていることが示唆されて
 いる。

 

  他にもリンゴに含まれるペクチンは整腸作用があるほか、コレステロール
 値を下げたり、大腸ガンの発生を減少させる作用が期待されているし、クロロ
 ゲン酸などのフェノール類にも、ガンの発生を抑えたという試験管内での実験
 がある。さらにホウ素というミネラルも豊富に含まれ、これは骨を強化する作用
 が期待できる。

 

  ちなみに塩分を多く摂取すると高血圧になると言われているが、実はこれは
 誤った疫学調査に基づいている。この説はもともと日本の東北地方で高血圧が
 多いという調査結果が根拠となっているのだが、実はこの調査、都合の悪い
 事実が切り捨てられているのである。

  つまり、青森県では高血圧が少なかったという事実。青森県といえばリンゴの
 生産地で有名だが、これはリンゴに含まれるカリウムのおかげだろう。つまり、
 カリウムをしっかり摂取していれば塩分を多く摂っても大丈夫なのである。






<第15回>2008.10.9


  炭水化物の摂取方法 その1 〜シリアルのススメ

 

  タンパク質についての話はひとまず打ち切り、今回からは炭水化物
 について紹介していくことにする。まずはバルクアップしたいときの炭
 水化物について。

 

  さて、経験のある人なら分かってもらえると思うが、減量よりは増量
 するほうが、実は難しいものなのである。食事を減らして空腹感に耐え
 ることはできても、「もう食えない」という状態でさらに食べていくという
 のは、非常にツライものだ。

 

  そんなときのためのテクニックはいろいろとあるが、「消化のよい炭水
 化物を食べる」というのが王道である。消化の良い炭水化物といっても、
 ウドンや白米(雑炊)、ジャガイモなどいろいろあるが、意外に見逃され
 がちなのが「シリアル」である。子供の頃はよく食べていたかもしれない
 が、大人になってからは食べてないという向きがけっこう多いのではな
 いか。

 

  シリアルはGI値が非常に高く、ブドウ糖とほとんど変わらないくらいであ
 る。夕食に食べるのにはちょっと向かないが(オカズの関係で)、朝食には
 ピッタリであろう。

  しかし問題が一つ。シリアルといえば牛乳をかけて食べるのが一般的で
 あるが、牛乳を毎日のように飲むというのは、あまりお勧めしたくない。これ
 については別の機会に書く。

  また、牛乳でお腹がゴロゴロするような乳糖不耐性の人にも、やはり問題
 である。

 

  一つの解決策としては、牛乳の代わりにヨーグルトをかけて食べるという
 方法がある。ヨーグルトは乳糖が半ば分解された状態なので、乳糖不耐性
 の人でもたいてい大丈夫だ。ただしヨーグルトはそれに含まれる酪酸や酢酸
 などの影響で、消化をゆっくりにしてしまうことがある。一度試してみて、消化
 が早ければ問題ないが、どうも早く消化されていないようだったら、次の方法
 を試してみよう。

 

  オレンジジュースやアップルジュース、野菜ジュースを牛乳の代わりに使う
 のである。意外にイケるので、ぜひ試してみて欲しい。なお「ケロッグ」のHP
 を見ると、いろいろなレシピが紹介されている。

  http://www.kellogg.co.jp/recipe/







<第14回>2008.9.23


  タンパク質の摂取方法 その10 〜忘れてならないコラーゲン

 

  プロテインを飲むトレーニーは多いものの、コラーゲンを飲んでいる
 トレーニーはかなり少ないのではないだろうか。しかし筋肉を構成して
 いる細胞は収縮タンパクのほかに、「細胞外マトリックス(細胞どうしの
 接着剤)」としてコラーゲンも相当の量が存在している。また筋肉以外
 に目を向けると、肌や血管、骨、腱や歯などを含め、全身の約3分の1
 のタンパク質は、実はコラーゲンなのである。

  食事やプロテインでタンパク質を摂取したとしても、その何割かがコラ
 ーゲン合成に回されてしまうわけだ。よってコラーゲンを別に取ることで、
 プロテインを節約できると考えることも可能である。

 

  基本的にコラーゲンは体内でアミノ酸から合成されるため、摂取が
 不可欠というわけではない。しかしコラーゲンを外部から摂取すること
 によって、明らかに肌の調子が良くなったり、怪我が早く治ったりという
 フィードバックが数多く寄せられている。

  ひと昔前までは、コラーゲンを摂取したとしても、アミノ酸にまで消化さ
 れてしまうため、効果はないと言われていた。しかし最近では、コラーゲ
 ンのペプチドはかなり大きな分子量のままで吸収されるということが分か
 ってきており(
Oesserら。J Nutr 129:1891-1895,1999、サプリ
 メントとしてのコラーゲン摂取に大きな期待が寄せられるようになってき
 ている。

 

  食事からコラーゲンを摂取することも可能ではある。コラーゲンを多く
 含む食材としては、鶏や魚の皮や豚足、煮こごりなどが知られているが、
 日常的にそう食べるものではない。また料理に使われるゼラチンはコラ
 ーゲンと同じモノであるが、成果材料としてゼラチンパウダーをスーパー
 などで買うことができる。これをプロテインなどに混ぜて飲めば、安価か
 つ手軽にコラーゲンを摂取することができるわけだ。

 

  しかし、吸収性の良さを考えると、コラーゲンそのもので摂取するよりは、
 それを加水分解して「コラーゲンペプチド」にしたもののほうが、効果とし
 ては数段勝っている。ドイツで行われた実験では、変形性膝関節症の
 患者にコラーゲンペプチドを1日あたり10g与え、二重盲検法によって
 調べたところ、半数の患者に改善が見られたとのことである。

  朝食後に5g、夕食後に5gのコラーゲンペプチドを摂取することで、怪我
 の改善や予防、そして美肌効果が期待できると思われる。まだ使ったこと
 のない方に、ぜひお勧めしたい。

 

  ジョイントミラクルの紹介

  コラーゲンペプチドに加え、アミノ酸からコラーゲンを合成するときに必要
 とされるビタミンCを大量に配合。さらにコラーゲン合成に重要な役割を果
 たすアミノ酸であるプロリンとリジンも追加配合したコラーゲンサプリメントの
 決定版。






<第13回>2008.8.25


  タンパク質の摂取方法 その9 〜糖新生に注意!

 

  バルクアップを狙うなら、一度に大量に食べるのではなく、何度も
 小分けにして食べるべきである。これについては言い尽くされた感
 もあるが、「眠っているときにも起き出して、一度プロテインを飲んで
 からまた寝ると良いですよ」と勧めると、「そこまではちょっと…」と尻
 込みしてしまう人も少なくはない。

  さて就寝中というのは長時間にわたって栄養摂取ができないため、
 血糖値はどうしても低下する。低血糖になると、肝臓の「糖新生系」に
 よってグルコースが合成されるのだが、その原料となるのは主に筋肉
 のタンパク質分解によって供給されるアミノ酸(グルタミンやアラニン)
 なのである。

 

  また、例えばアラニンを例にとると、グルコース一分子を合成するた
 めに6分子のATPが必要となる。さらに
NH2を尿素にするために
 2分子のATPが必要になるため、トータルで8分子のATPが消費され
 ることになってしまう。空腹になり、糖新生系が活動するということは、
 ATPを大量に使ってしまうことになるのである。これがバルクアップの
 妨げとなることは論を
俟たないだろう。

 

  さて、私たちの肝臓は1時間に6gのグルコースを合成することがで
 きる。このとき、全て筋タンパク質が原料になるとすると、1時間に約8g
 の筋タンパク質が分解されてアミノ酸が供給される計算になる。これが
 就寝中の6時間にわたって続いたとすると、合計で50g弱となり、筋肉
 の重量(水分含む)に換算すると250gとなる。4日で1kgの筋肉が失
 われてしまうわけだ。

 

  本当に真剣に「筋肉を増やしたい」と思うのなら、寝る前に飲むプロテ
 インを少し多めの水に溶かしてみよう。すると自然とトイレに起きることに
 なる。そこで冷蔵庫に作り置きしたプロテインを飲んで、またベッドに入れ
 ばよい。



  アパッチプロレスの葛西純選手と・・・







<第12回>2008.8.7


  タンパク質の摂取方法 その8 〜果糖に注意

 


  以前のコラムで、「タンパク質は加熱によって消化が良くなる」と書
 いた。ただし、常に加熱すれば良いというものでもない。

  私のセミナーを受けたり、著書を読んだりしている方ならば、「果糖」
 の問題点についてたびたび言及していることに気づいているだろう。
 中性脂肪の上昇や
AGEs生成、痛風になる危険性増大などなどが
 原因であるが、今回はアミノ酸の側からの問題点を紹介してみたい。


 
  さて、タンパク質の質の高さがアミノ酸スコアで表されることは半ば
 常識化している。必須アミノ酸の割合が重要だということだ。しかし
 加熱によって、アミノ酸スコアが変化してしまうことがある。

  果糖の特性として、「アミノカルボニル反応(メイラード反応)」を起こ
 しやすいというものがある。この反応はタンパク質と還元糖(ブドウ糖
 や果糖、乳糖、麦芽糖など。砂糖は違う)との間で起こるものであるが、
 特に果糖はその構造上、非常に反応を起こしやすいのだ。

  ちなみにアミノカルボニル反応の例としては、パンや米の「おこげ」が
 そうであり、ホットケーキや煎餅がキツネ色になるのもそうである。

 

  そしてこの反応が起こるとき、タンパク質を構成するアミノ酸のうちの、
 リジンやアルギニンなどが変化してしまうのである。つまり、必須アミノ酸
 であるリジンの変化により、アミノ酸スコアが低下してしまうのだ。

  リジンは米などの穀類に不足しているため、動物性食品からのタンパ
 ク質をしっかり摂取する必要がある。学校給食にリジンを添加しようとす
 る動きがあったくらいだ。食事からできるだけ効率よくタンパク質を摂取
 しようとする場合、この辺りのことも予備知識として頭に入れておくと良い
 だろう。




 8月8日に行われたドラゴンゲートWORLD-1トークショーにて
土井成樹選手・吉野正人選手・BхBハルク選手・谷嵜なおき選手・m.c.KZ.選手と





<第11回>2008.7.26


  タンパク質の摂取方法 その7 〜意外に大事なメチオニン

 


  トレーニーにとってアミノ酸といえば、BCAAやグルタミン、アル
 ギニンなどが真っ先に思い浮かぶだろう。次いでカテコールアミン産生
 のためのチロシン、睡眠のために必要なトリプトファンなどではないだ
 ろうか。

  さて、トレーニーの中には意外に肝臓を悪くしている人が多い。必須
 アミノ酸はバランス良く摂取することが大事であり、あまりにバランス
 が崩れると(アミノ酸のインバランス)、問題が起こってくることもある。

 

  必須アミノ酸の中でも軽視されがちなのが「メチオニン」だ。しかし
 健康への効果を考えた場合、メチオニンは決して不足させてはならない。

  大豆タンパクはメチオニンが不足している。ハーバード大学で行わ
 れた研究では、大豆タンパクを中心にした飼料でサルを飼い、飼料
 に1%のコレステロールを加えてみたところ、血中コレステロールは
 100mlあたり300mgになった。しかし飼料にメチオニンを加えると、
 200mgにまで下がったのである。

 

  日本で行われた実験では、大豆タンパク中心の飼料に1%の脂肪
 を配合したところ、ラットの血液が固まる時間は
220秒だった。脂肪を
 30%に増やすと、
133秒になった。しかし飼料にメチオニンとビタミン
 B2を追加すると、
307秒になった。つまり血液が固まりにくくなり、
 血栓を起こしにくくしたことになる。

 

  メチオニンはコレステロールの胆汁酸への分解を進め、またコリンに
 変化して細胞膜を形成するリン脂質の材料となる。なおホモシステイン
 の材料にもなるが、それはまた別の機会に述べよう。

 

  一般に販売されている大豆プロテインは、メチオニンを追加配合して
 アミノ酸スコアを高めてある。よって心配は要らない。しかし植物性食品
 ばかりからタンパク質を摂ろうとすると、メチオニンの不足は避けがたい。
 卵を筆頭に、肉などの動物性タンパクも積極的に食べるようにしたいも
 のだ。




  7月20日に行われたデュアルセミナーにて







<第10回>2008.7.14


  タンパク質の摂取方法 その6 〜レバーのススメ





  今はプロテインパウダーをはじめとしたサプリメントが簡単に
 手に入るようになったものだが、ひとむかし前はそうもいかな
 かった。そんな時代に重宝されたのが、「レバータブ」である。
 今ではほとんど見かけなくなってしまったが、レバーには素晴ら
 しいパワーがあるのだ。

  コルチゾンをラットに大量投与して、わざと強力なカタボリック
 状態にした実験がある。とうぜんラットの体重は激減し、死亡
 するものが続出する。そこで飼料のタンパク質を増やし、ビタミン
 の量を2倍にしてみたが、あまり効果がない。しかしタンパク質
 の代わりにレバー粉末を10%加えると、発育が著しく改善され、
 死亡するものが激減したという。

 

  またラットを水に入れて泳がせると、だいたい13分くらい泳ぐ
 ことができる。それが限界で、ビタミン量を増やしても効果はない。
 しかしレバー粉末をやはり10%加えると、なんと90分も泳げる
 ようになったという。

  おそらく、ストレスに耐える力を与える何かしらの物質がレバー
 に含まれているのではないだろうか。

  ただしレバーというのは肝臓であり、解毒器官である。質の
 悪いものを生で食することは、毒を食することにも繋がってしまう。
 できればレバ刺しにして食べられるような上質のものを、加熱し
 て食べるようにすると良いだろう。

  またレバーにはアラキドン酸という、あまり健康によろしくない
 脂肪酸を多く含むという欠点がある。できれば青魚なども積極的
 に食べるようにして、アラキドン酸の害を防ぐようにしたい。







<第9回>2008.7.7


  タンパク質の摂取方法 その5 〜卵の調理法は?





  アミノ酸バランスが非常に優秀な卵。トレーニーには欠かせ
 ない食材である。では、どう調理するか?

  結論から言うと卵は固ゆでよりも半熟のほうが良い。生は最悪だ。
 今回はその理由について書いてみよう。

 

  まずは生がダメな理由。

1.サルモネラの危険性は日本では少ないが、それでもゼロ
 ではない。

2.アビジンという成分がビオチンというビタミン様物質を破壊
 してしまう。

3.オボムコイドという成分がトリプシンインヒビターとして働き、
 消化を阻害する。

4.上記のオボムコイドやアルブミン、リゾチームなどがアレル
 ゲンとなる。

 

  オボムコイドについては知らない人も多いと思うが、信頼で
 きる文献によれば、生の卵白を3個食べたとしても、1.3個分
 は吸収されずに排泄されてしまうという。サルモネラやアビジン、
 オボムコイドなどは加熱によって破壊できるため、やはり卵は
 加熱して食べるべきだろう。ロッキーのマネもほどほどに。

 

  さて次に消化のスピードについて考える。胃内停滞時間は
 半熟卵の場合、1時間15分だ。しかし生卵は2時間半、固ゆで
 卵に至っては3時間15分である。(いずれも100gあたり)

 よって消化速度から言えば、半熟卵が圧倒的に優位に立つ。
 ただし減量中などで腹持ちを良くしたいときは、ゆで卵が有用
 となる。

 

  半熟卵を簡単に作る方法として、「ポーチドエッグ」がある。
 油を使わずに済むし、フライパンも汚さない。調理時間も短い。
  ぜひお試しを。









<第8回>2008.6.30

  タンパク質の摂取方法 その4 〜LIV845とバリンの関係



  バーサーカーから出ているBCAAサプリメント「LIV845」、
 これは通常のBCAA サプリメントとは少々配合比率が異な
 っている。多くのBCAAサプリメントはロイシン:イソロイシン:
 バリン=2:1:1の割合となっているが、LIV845は8:4:5
 の割合となっており、ややバリンが多くなっているのだ。

  実際にLIV845を使った人の感想を聞くと、「普通のBCAA
 に比べてスタミナが持続する」、「汗がすごく出るようになった」
 というフィードバックを良く受ける。それはなぜなのだろうか。

  ATPを作り出す「TCAサイクル」という経路はご存じだろう。
 脂肪酸からアセチルCoAが作られ、それとオキザロ酢酸が結び
 ついてクエン酸が合成される。そしてTCAサイクルが働き出す。

  さて、バリンはTCAサイクルにおける代謝中間体を作り出す
 ことができる。いっぽうロイシンから作られるのはアセチルCoA
 であり、TCAサイクルの中間体は作られない。またイソロイシン
 はアセチルCoAにもなるし、TCAサイクルの中間体ともなる。

 

  運動中はアンモニアが疲労物質として発生する。これは有毒なため、
 カラダはアンモニアをグルタミン酸とくっつけてグルタミンを作り、
 無害化する。しかしこのグルタミン酸は、TCAサイクルの中間体
 から作り出されるのだ。つまり運動するとTCAサイクルの中間体が
 不足する可能性が出てくる。

 

  疲労してグリコーゲンが枯渇してくると、オキザロ酢酸が減って
 くる。さらにTCAサイクルの中間体が不足すれば、オキザロ酢酸
 は完全に不足してしまう。すると脂肪酸やロイシン、イソロイシン
 などからアセチルCoAがいくら作られても、それをTCAサイクル
 に取り込むことができなくなるのだ。TCAサイクルの中間体を作り
 出してくれるバリンが多いとスタミナが持続するのには、こういった
 ワケがある。

 

  では、最初から中間体そのものを補給したらどうだろう?リンゴ酸
 やコハク酸などがサプリメントとして売られていることがある。しかし、
 これらは肝臓には取り込まれても、筋肉には取り込まれない。あまり
 期待はしないほうが良いだろう。







<第7回>2008.6.22

  タンパク質の摂取方法 その3 〜変性しないから生がいい?



  今回は食事からのタンパク質摂取について書こう。
  さて、タンパク質関係で良く受ける質問に、「加熱するとタンパク質が変性する
 から、生のほうが消化吸収は良いと聞いたのですが」というものがある。しかし、
 それは真逆。タンパク質は加熱したほうが消化は良くなるのだ。



  最初に、タンパク質の構造について簡単に触れておこう。まずアミノ酸がペプチド
 結合によっていくつも連なった状態のことを、「一次構造」と呼ぶ。これは鎖のよう
 なものをイメージしてもらえばいいだろう。

  その鎖が、水素結合によってところどころ結合し、折りたたまれる。そして糸鞠の
 ような状態になったものを、「二次構造」と呼ぶ。二次構造以上の立体構造について
 は別の機会に述べるが、ここでは二次構造以上のものを「高次構造」と呼ぶことだけ
 覚えておこう。



  さて、水素結合は高温によって不安定となる。だからタンパク質を加熱すると高次
 構造が崩れる。一次構造が変化しないで、高次構造が変化することを「変性」と呼ぶ。
 そして高次構造が崩れると、糸鞠がほぐれ、一次構造が露出する。

  生の未変性のタンパク質は高次構造がキープされているため、一次構造が糸鞠の
 中に隠れている。この状態だと、消化酵素の作用を受けにくいのだ。だから生肉は
 消化が悪い。



  加熱して一次構造が露出すると、消化酵素の作用を受けやすくなる。だから肉や魚、
 卵などは加熱した方が消化は良いのだ。ただし卵の場合、固ゆでにするより半熟の
  ほうが良い。これについては次回に書こう。





<第6回>2008.6.14

  タンパク質の摂取方法 その2〜ホエイの優位性



  過剰に摂取したタンパク質は尿素に変換されるか、体脂肪になるか、他のアミノ酸
 に変換されるか、だと前回のコラムで書いた。今回はここを少し掘り下げてみよう。



  さて、「システイン」という非必須アミノ酸がある。そして体内(主に肝臓)に存在する
 システインが分解されると、尿素の生産が阻害され、余剰タンパク質が「他のアミノ酸
 (特にグルタミン)に変換」される割合が増えるのだ。つまり摂取したアミノ酸における
 システインの割合が大きければ、システインが分解され、余剰タンパク質をグルタミン
 生成の方向に持って行くことができるわけである。



  そしてもう一つ、「グルタチオン」という物質がある。これは生体が酸化ストレスに抵抗
 するときに重要な役割を果たし、他にもタンパク質合成や細胞の増殖、アポトーシスなど
 様々な代謝を担っている。このグルタチオンを作るときに、システインが主な材料となる
 のだ。



  つまりシステインを摂取することで、筋タンパク合成の効率を高めることができるという
 可能性がある。実際にシステインを多く摂取することで、グルタチオン産生量が増加し、
 体組成が改善したという報告もある(Kinscherf ら, 1996, Landsら, 1999) 。



  そしてシステインをもっとも多く含むのが、ホエイプロテインなのである。なお食物では
 卵に多く含まれる。





<第5回>2008.6.8

  タンパク質の摂取方法 その1



  トレーニングしている人は、多めのタンパク質を摂らなければならない。もはや半ば
 常識化学していることだが、具体的にどれくらいの量を摂取すれば良いのか。

  いくつかの報告によれば、運動している人は1日に体重1kgあたり1.3gから1.8gの
 タンパク質が最低でも必要とされるという(Lemon ら, 1998 、Kreider ら, 1999)。また、
 非常にハードにトレーニングしている場合は、1日に体重1kgあたり2.2gのタンパク質
 が必要だとされる(Butterfield ら, 1991)。

  ただし大量に摂ればよいかというと、そうでもない。過剰に摂取したタンパク質は
 尿素になるか、脂肪になるか、他のアミノ酸に変換されるかであり、それらの代謝の
 ために肝臓や腎臓の負担が増大する。



  ただし、これはタイミングも密接に関係してくる。カラダがタンパク質を大量に欲して
 いるときならば、タンパク質は有効に利用されるため、臓器に負担はかからない。逆に
 カラダがタンパク質を必要としていないときは、余計なものとして処理されるため、大きな
 負担がかかってくるわけだ。

  すなわちトレーニング前〜後、就寝前などのタイミングでタンパク摂取量を多く稼ぎ、
 他のタイミングでは少し控えめにする。トレーニングしない日は就寝前を多めにし、他は
 少量をできるだけ小分けにして摂取する。このようにすればタンパク質は有効に利用され、
 臓器への負担も軽減することができる。





<第4回>2008.6.6

  合成と天然の違い



  合成は身体に悪く、天然のものは身体に良い。そう思う人が大半だろうし、心情的
 には理解できる。しかしフグや毒キノコの例を挙げるまでもなく、天然でも身体に悪い
 ものは多々存在する。

  合成のサプリは効かない、という意見もある。しかしクスリは合成のものが大半だ。
 合成がダメだったら、大半のクスリも効かないということになってしまう。



  人間の身体は、分子構造が同じである限り、天然モノと合成モノを区別することは
 できない。例えばビタミンB群やビタミンCのように、水溶性のビタミンは天然のものと
 まったく同じ分子構造のものを合成することができる。だからこれらのビタミンは合成の
 もので十分なのだ。

  しかしビタミンAやEなどの脂溶性ビタミンは分子構造が複雑で、天然と同じモノを作り
 出すことができない。確かに昔は合成のビタミンEが流通していた。しかしその効力の
 弱さが指摘されるようになってからは、ほとんどが天然の材料から抽出した製品となって
 いる。



  天然を謳っているサプリメントは数多いが、価格が高価なのをゴマかすために、天然を
 強調していることもある。しっかりと成分表を見比べ、本当の価値を見極めてからサプリメ
  ントを選ぶようにしたいものだ。





<第3回>2008.6.1

  βカロチンのはなし その2


  ただし、これらネガティブな研究報告には、ひとつの問題がある。フィンランド研究
 での調査期間は5〜8年、アメリカでの研究は4年に渡って行われたものだ。しかし
 一般にガンというものは、10〜20年もかけて体内で増殖を繰り返し、大きくなって
 いくものである。つまりこれらの研究の被験者たちは、βカロチンのサプリメントを
 摂取する前に、すでにガン細胞が体内にあったということになるのだ。



  そしてもう1つ。これらの研究では、かなり高容量のβカロチンが使われている。
  さてβカロチンは通常の場合、抗酸化物質として働く。具体的には活性酸素に電子
 を1つ与えて中和するわけだ。しかし電子を与える活性酸素が見つからないと、
 βカロチン自体が弱い活性酸素になってしまう。

  体内にビタミンCとビタミンEが十分にあれば、活性酸素になってしまったβカロチン
 を消去することができる。しかし喫煙者の場合、体内のビタミンCが減っているので、
 消去することができないのだ。



  つまり十分なビタミンが存在すれば、問題なくβカロチンの恩恵を受けることができる。
 また非喫煙者の場合、ビタミンEとβカロチンの摂取は肺ガン防止に役立つという最近
 の研究結果もある。ただしいサプリメンテーションがなされていれば、何も畏れること
 はないのだ。



  さてネガティブな研究を受けて、「合成のβカロチンだったからダメ、天然のβカロチン
 なら有益」だとする意見もある。実際のところ、合成のβカロチンは全てトランス型なの
 に対し、天然のβカロチンはトランス型とシス型が混合している。
  次回はこのことについて考察してみよう。





<第2回>2008.5.28

  βカロチンのはなし その1



  一昔前になるが、βカロチンの健康への効果が喧伝されて、食事だけでなく
 サプリメントでのβカロチン摂取が流行ったものだ。具体的な効果の例として、
 ジョンズ・ホプキンス大学が25000人以上を対象に10年以上に渡って行った
 研究によれば、βカロチンの濃度が低かった人は肺ガンにかかる割合が4倍
 も高かったという。

  またシカゴのウェスタンエレクトリック社が19年間に渡り、2107人の従業員
 の健康状態を調べたところ、βカロチン摂取量が少ない喫煙者の肺ガン発生
 率は、摂取量の多い喫煙者よりも7倍も高かったという。
  なおニューヨークのアルバート・アインシュタイン医科大学が調査したところ、
 βカロチン摂取量の少ない女性は、子宮頸ガン発生率が3倍も高かった。

  さらに22000人の医師を対象に健康調査を行ったところ、βカロチンのサプ
 リメントを摂取した被験者は、摂取しなかった群よりも心臓発作の発生率が半分
 に減っていたという。他にも中国で3万人を対象に行われた実験など、数多くの
 研究報告がβカロチンの効果を支持している。



  しかし1994年になり、状況は一変する。フィンランドで行われた研究によれば、
 βカロチンのサプリメントを常用する喫煙者は肺ガンになる割合が高いという
 結果が出たのだ。次にアメリカの研究で、やはりβカロチンを摂取している喫煙者
 は肺ガンになりやすいという結果が出た。例えポジティブな結果が大量にあったと
 しても、ネガティブな結果が少し出ただけで、消費者は尻込みしてしまう。ほどなく、
 βカロチンをサプリメントで摂取する人は減っていった。

  次回に続く






<第1回>2008.5.27

  これから不定期ながら、こちらにエッセイを書かせていただくことになりました。
 よろしくお願い致します。

  さてタイトルの「肉体的教養」とはなにか。これはボディビルをやっていたことでも
 有名な三島由紀夫の言葉です。引用すると、

  「精神的教養というものがすべての男に必要である程度に、肉体的教養は必要
 であって、健康な、キリリと締まった肉体を持つことは社会的礼儀だと考えている」

  とのことです。

  つまり肉体的教養があるということは、かっこいいカラダをしているということ。

  気ままなエッセイのつもりですが、できるだけ皆さんが肉体的教養を身につける
 のに役立つ内容にしていこうと思います。


                         
ミッドブレス ゼネラルアドバイザー 山本義徳 




     ミッドブレスアドバイザー山本義徳オリジナルDVD
       『Y−Method 101』 Document of TOC
     山本義徳の肉体を作り上げた「101の理論」




山本 義徳
ミッドブレス ゼネラルアドバイザー


 1969年静岡県出身




早稲田大学政治経済学部卒業後、ボディビルジム・フィットネスクラブ・実業団チーム等のストレングスコーチを経て、現在は当施設のゼネラルアドバイザーとして活躍中。

 東京都パワーリフティング大会優勝、東京都ボディビルディング選手権大会優勝、1998年にはボディビルの全米大会NPCアイアンマンメイデン・ライトヘビー級で、日本人初の重量級での優勝を飾る。

 独自のトレーニング理論とドクター並の栄養学・薬学の知識にたけており、各種スポーツ団体のセミナーを多数受け持ち、トレーニング関連の出版書籍も10冊を越える。

 
 当施設においては、プロ野球選手・競輪選手・プロレスラー等のアスリートから一般の方までの個人指導を行っている。




2005年10月18日(11/5,6)
NPCトーナメントオブチャンピオンヘビー級優勝



2005年9月19日
コンテスト5日前の山本義徳









2005年9月10日
コンテスト2週間前の山本義徳







2005年8月24日
速報!!大会1ケ月前のアドバイザー山本義徳
(ベースボールマガジン社撮影)





ベースボールマガジン社『かっこいいカラダ』DVD版(¥3990−)
山本義徳監修



2005年6月9日
ベースボールマガジン社『かっこいいカラダ』女性版撮影
元女子プロレスラー納見佳容さんと山本義徳



2005年4月7日
ベースボールマガジン社『かっこいいカラダ』 DVD版の撮影開始
監修:藤本かずまさ氏  指導:山本義徳





2004年10月27日
YOSSINO選手と山本義徳(YOSSINORI)



2004年10月11日
TBSテレビ『ウォッチ!』撮影 山本義徳 
ヨン様(ぺ・ヨンジュン)の肉体改造についてコメントを求められる
10月12日(火)7:50AM〜放送予定





2004年7月21日
ベースボールマガジン社『かっこいいカラダ』
プロレスラーのボディメイク術 一撃必殺の肉体改造マニュアル
   (マッチョ記者と筋肉博士のコラボレーション)
     監修:藤本かずまさ 指導:山本義徳




2004年6月23日
山本義徳オリジナルブレンドBESERKERアミノ酸シリーズ広告撮影
闘龍門CIMA選手と山本義徳

商品の詳しいご紹介はhttp://www.berserker.jp








オフィスCIMA代表・・・大島伸彦氏



2004年6月14日
ベースボールマガジン社 特別号撮影
CIMA選手と山本義徳



ベースボールマガジン社 担当:藤本かずまさ氏






2004年5月26日
ベースボールマガジン社特別号 取材・撮影
先日引退された元女子プロレスラー納見佳容さん
指導:山本義徳 取材:藤本かずまさ氏




2004年4月19日
週刊プロレス取材・撮影
新日本プロレス外道選手とアドバイザー山本義徳


撮影中の山本義徳(前日はオシュマンズベンチプレス大会にゲスト出演)
 
取材を受ける山本義徳(聞き手は週刊プロレス藤本かずまさ氏)






2004年4月5日
闘龍門のNo1を決定するエル・ヌメロ・ウノ決勝の行われる
4.28代々木大会に向けて山本義徳の指導を受けた後のCIMA選手

CIMA選手 : 『今日もパーソナルトレーニングありがとうございました。』
 『トレーニング直後は山本さんオリジナルのホエイ・クエストですね。』


CIMA選手 : 『その身体には、すぐ追い着きまっせ。見ていて下さい。』


CIMA選手 : 『ところで山本さん!僕と一緒に闘龍門で暴れませんか?』
 『言うこと聞いてくれないと、目を突きまっせ!』


CIMA選手 : 『こんなにお願いしても駄目ですか?』
 『その260kgをベンチで持ち上げる力をお借りしたいんですよー!』


CIMA選手 : 『わかって頂けましたか?ありがとうございます。』
山本 : 『終始、笑顔で無言・・・』



2004年3月24日
山本義徳によるパーソナルトレーニング初体験




山本義徳による食事・サプリメントのアドバイスを
真剣にメモするCIMA選手







2003年8月26日
TBSテレビ『スパスパ人間学』 撮影






2003年7月6日
プロレスリングZERO−ONE両国大会 山本義徳 リング上にてポージング      





   山本義徳パーソナルトレーニングビデオ
              http://www.j-bm.com  
   
          製作 : 日本ボディメイキング協会
   

   山本義徳オリジナルブレンド
   究極のプロテインWHEY QUEST
 

  プロテインについては、ホエイ(乳清)が現在最高の原材料だとされています。
  そのアミノ酸組成・消化吸収性・溶けやすさ・免疫向上物質など、ガゼインや大豆・エッグ
 に比べてホエイは一歩先を行っています。
  しかし、ホエイにも弱点はあります。素晴らしいとされるアミノ酸組成ですが、実はアルギニン
 とフェニルアラニンが少なく、またグルタミンは大豆プロテインと比べても特に多いとは言えません。
  そこで、特に筋肉のために必要とされるアルギニンとグルタミンを強化したのが、この新商品
 であるWHEY QUEST(ホエイクエスト)です。
  乳糖を極限まで除去し、タンパク質含有率も100gあたり実に94.3g(バニラ味)を実現する
 ことができました。

 <特徴1> アルギニン添加
       アルギニンには次の様な作用があります。
       ・成長ホルモンの分泌作用
       ・一酸化窒素生成による筋衛星細胞の融合
       ・グリコーゲンの蓄積作用
       ・免疫向上作用
       ・血流増進作用
      これらの作用を持つアルギニンを100gあたり4gも添加してあります。

 <特徴2> グルタミン添加
       グルタミンには次の様な作用があります。
       ・成長ホルモン分泌作用
       ・筋肉の異化(分解)を抑制
       ・筋肉の同化を促進
       ・グリコーゲンの蓄積作用
       ・免疫向上作用
      これらの作用を持つグルタミンを100あたり5gも添加してあります。

 <特徴3> 最高級の『ホエイアイソレート』を使用!乳糖は実測ほとんどゼロ!
 
       一般のホエイプロテインをさらに加工し、余計な乳糖などを除去しました。
       プロテインを飲むとお腹がゴロゴロする人も安心です。
       
       安価なホエイプロテインはホエイコンセントレートと呼ばれ、乳糖や脂肪が完全に
      されていません。そのため、タンパク質含有量も100gあたり80g程度しかないものが
      殆どであり(ホエイクエストは100gあたり94.3g)、乳糖のために下痢をしてしまうこと
      もあります。
       一方、『ホエイアイソレート』は乳糖や脂肪を極限まで除去しているため、タンパク質含
      有量を非常に高くできるのです。
       乳化剤や香料など余分な添加物を最小限に抑えたため、この数値が実現しました。

 <特徴4> 安心の甘味料『スクラロース』を使用。

       FDA(米国食品医薬局)が10年以上もかけてその安全性の確認をしたスクラロースを
      甘味料として使用。動物や人を用いた110以上の長期に渡る実験において、安全性が
      証明されています。
       1991年以降様々な食品において、スクラロースは世界中で使われております。

 <特徴5> 抜群の美味しさ&溶けやすさ

       外国製プロテインの様に甘過ぎず、すっきりとした後味です。
       また非常に溶けやすく、ごく少量の水で簡単に溶けます。
       バニラ・ココア・ストロベリーの3種類の味を用意しました。

 
 *価格について

  WHEY QUEST ホエイクエストは一見したところ高価に見えます。しかし、タンパク質含有量
 が高いため、グラムあたりに換算すると実は他の商品と大差がありません。
  しかも、アルギニンやグルタミンを大量に添加してあります。これらを別々に摂取することを考え
 たら、むしろ安く手間もかかりません。
          
     価格 1kg 7140円(税込)
 NPCトーナメントオブチャンピオン出場 5日前 最終ポーズチェック











 セントラルジャパンボディビルディングチャンピオンシップスゲストポーズ(2003.8.30)



 2003年コンテストに向けての調整  (2003.6.30)


 
   
   
   


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